| 珍日本紀行 どこから読み始めても大丈夫。いつ見ても新鮮。ちょっとのつもりで手に取っても、思わず読み耽ってしまう、味わい深い書物です。 試しに、仕事で新潟に行くことになったので、新潟県のところを見てみましょう。 楽しそうな(?)スポットがたくさん並んでいます。「ミイラ寺」(日本最古の即身仏と最新の即身仏とが揃うお寺です)もすごそうだし、「ぽんしゅ館」(越後の蔵元106軒の代表銘酒を利き酒できるコーナーあり)なんかの方がいいかな、とあれこれ迷っているうちに、ページをくる手がとまらなくなりました。富山県の「埋没林博物館」、石川県「モーゼの墓」と突き進み、あっと言う間に三重県の「元祖・国際秘宝館」「鳥羽国際秘宝館・SF未来館」に到達。ここはどこ?私はだれ?の気分になり、本の帯の「秘境は君のすぐそばにある!」を改めて実感します。 ここにとりあげられているスポットの激しさは、もしかしたら眉をひそめたくなるようなものかもしれません。けれどもそこに込められた「力」は、弛緩した毎日にカツを入れてくれることでしょう。 あとがきで都築さんは、こんなふうに書いています。 |
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親子二代にわたって、30万点にのぼる性具・性関係資料を収集した人。鉄骨とモーターでクレーンを組み立て、コンクリをこねて、たったひとりで20年間も「砦」を建設している人。(中略)おしゃれな旅行雑誌やテレビの旅行番組には決して登場しない、無数の意志のチカラの結晶体が、日本全国にきらめいている。宮沢賢治のことばそのままに「ほめられもせず、苦にもされず」、彼らは激しく、ノーテンキに、そしてハッピーに生き、死んでゆく。 |
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| 「なんかおもしろいことない?」 かつては私も多く口にしたセリフだけど、そんなケチくさい了見では、楽しいことなんて、ぜんぜんないんですよね。 楽しさは発見せよ!好奇心を発動せしめよ! |
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| 夏だから 昨日ちらっとふれた「珍日本紀行」ですが、もちろん単行本になっています。そして、嬉しいことに文庫化されているのです。 これで旅に出るときは、いつもポケットに「珍日本紀行」(は、ちょっと無理ですねー。上下二冊の分冊ですし、それぞれが厚さ3センチもあるので)。家庭の必需品と申し上げてもよろしいでしょう。 |
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| いつもなら、それなりにスイスイと本の紹介をして、話を進めるところですが、なんとも言えないくらい暑い毎日です。ここはゆっくり。 実は、ずっと前から『ROADSIDE JAPAN―珍日本紀行・東日本編』と『ROADSIDE JAPAN―珍日本紀行・西日本編』をおすすめしたいと思っていました。でも、ちょっとファンキーすぎなので、どうかなーっと紹介をためらっていました。 化粧品の夏のキャンペーンで「夏だからコウナッタ」というコピー(やや不正確ですが。ずいぶん昔のことです)がありましたが、もうこんなに暑いんですし、夏休みなんですから、もはやためらいは必要ありませんよね。 さて、それではこの本はどんな本でしょうか? そしてこの本の何が私にとってヨロコビなのでしょうか? この件に関しては、明日にゆずり、今日は別の話をいたしませう。 |
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アマゾンで本を見ていると、「この本を買った人はこんな本も買っています」というのが出てきます。今回「珍日本紀行」を見ていたら、あげられていたのが、左の『スターバックスマニアックス』とクラフト・エヴィング商會の本でした。「珍」度は高くない本だと思うのですが、私も両方持っているということは、やはり傾向として何かあるのでしょうか? |
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スターバックスの本は普通ですので、特におすすめはしませんが、クラフト・エヴィング商會は、強く!おすすめいたします。 中でも『らくだこぶ書房21世紀古書目録』がとても好き。美しく楽しく且つほんのり毒もある本を次々出しているクラフト・エヴィング商會は、今、私の最も注目しているユニットです。@telierA&G も夫婦(めおと)ユニットだから、仲間なんです(と勝手に思ったりして)。 |
| ゑびす秘宝館 恵比寿駅の近くにこの春できたトランスギャラリー。ここで先月28日まで開催されていたのが「ゑびす秘宝館展」でした。横浜トリエンナーレでも大人気だったというインスタレーション。もとは鳥羽国際秘宝館・SF未来館にあったものだそうです。そういえば閉鎖されちゃったんですよね、この秘宝館。 この展示、行ってみたいなーと思ったけど、ちょっと7月は無理でした。残念。 これを手がけた都築響一さんは、『TOKYO STYLE』で有名になりましたが、『週刊SPA!』の「珍日本紀行」が私にとっては一番印象的です。 はじめて見たとき、こんなにたくさんの珍スポットが!とびっくりしましたが、それと同時に、なんだか生きる勇気のようなものが湧いてくるのを感じました。 |
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モンキー・ビジネス マリリンが亡くなって40年になりました。今日は命日です。女優の好みで言えば、もっと活発なタイプが好きですが、なんとも愛らしい彼女は特別。とても好きです。 最近昔の映画がどんどんDVD化されていて、嬉しいですよね。この『マリリン・モンロー・ダイヤモンド・アルバム』にも、見逃せない作品がたくさん! |
| さて、この中で何をおすすめしようか迷うところですが、私の好みから言えばなんといっても『モンキー・ビジネス』(1952年ハワード・ホークス監督)。ともかく楽しい話です。 ただし、マリリンの主演作ではありません。彼女は大事な役ですし、とっても愛らしいので、マリリン・ファンの方にはぜひご覧いただきたい作品ですが、ケイリー・グラントの映画です。 若返り薬の研究をしているまじめな化学者・バーナビー(グラント)は失敗ばかり。ある日、研究所に飼われているチンパンジーが檻から脱走し、勝手に薬品を混ぜて若返り薬を発明してしまった!誤ってその薬を飲んだバーナビーは気分が若者に戻ってしまったから、さぁ、たいへん。妻のエドウィナ(ジンジャー・ロジャース)までその薬を飲んでしまい、大騒動に。バーナビーは美人でセクシーな社長秘書(マリリン)とドライブに行ったり、更に若返って子どもたちとインディアンごっこをしたり‥‥。 エレガントな二枚目なのにクレイジーがぴったりはまるケイリー・グラントは、私の最も好きな俳優です。この作品でも、相当にヘンで楽しめます。マリリン・モンローもキュートだし、チンパンジーの演技(?)も文句なし。何度でも見たい作品です。 |
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| プランタン? また本を買いました。飛幡祐規(たかはたゆうき)さんの最新刊。「言葉を切り口に、現代フランスの社会と文化、フランス人のメンタリティなどについて語って(はじめに)」いる本ですが、100%ORANGEさんのイラストのように、とてもわかりやすく楽しいのです。フランスに興味のある方には、特におすすめ。 |
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| 「あとがきにかえて」では『アメリ』についてふれていて、そこからこの本のタイトルになった「Une hirondelle ne fait pas le printemps.」という言い回しのことを書いています。 「つばめが一羽いるからといって春がきたことにはならない(物事の一部や一例だけを見て、全体を推し量ってはならない)」。 あたり前のようでいて、難しいことですよね。 また、日本人がつい五七調で標語をつくってしまうように、フランス人はスローガンやアピールを考えるとき、韻を踏み有名な詩歌を下敷きにしてつくってしまうとあって、やっぱり!と思いました。今のポップスを聴いていても、歌詞でよく韻を踏んでますものね。日本人の五七調のことを思うと、からだに染みついた感覚なのではないかと思います。 |
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タヌキへの愛 ちょうど一年前のことでした。剥製を預かることになって、このタヌキくんがわが家にやってきたのです。ワラさんの「にっきのこ」を読んでいて思い出しました。 これは徳利持ちというスタイルです。剥製は、野球の恰好とかゴルフとか、いろいろなオーダーが可能だとか。サッカーは似合わないかな?あ、でも、ゴールキーパーならいいかも?チラベルトなど、太めの方もいることですし。 徳利持ちは、飲み屋さん向けかもしれないけど、和風のお宅ならぴったりフィットしそうですよね。 ところで、このタヌキくん、とても気高く愛らしい顔をしていると思いませんか? |
| 前に「すべすべまんじゅうガニ」という蟹がいるという話を書きましたが、この蟹の命名をした人の蟹に対するのと同じような、愛の気配をタヌキくんの顔に感じました。 このタヌキをつくった剥製屋さんが、本当にタヌキ好きかどうかはわからないのですが、ネコが嫌い、という話は聞いたことあります。 ですので、万一ネコの剥製依頼があっても受けたくない、とか。 愛って大事ですよね。 Web版『おれいゆ通信』「飲み過ぎ注意」:加筆改稿。 |
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2002/08/03
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