木のアイコンOne Day --ックナンバー--

今回は読みやすさを考えて、いつもと逆の配置です。上にあるのが2002/05/29で、下に翌日の記述がきています。
ユンボ2

の仮説。ユンボ=JUMBO。
この綴りでフランス語読みなら、えっと、「ズ
ンボ」かな?日本語だと上手く表現できないのですが、まぁ、そんな感じでしょう。おおむね「ユンボ」みたいなものですよね(ちょっと違う?)。
では別の想像(=妄想)。
もしかして当時、フランスのメーカーにはドイツ語の素養のある人がいたのではないでしょうか?あるいは、大型機械の分野でドイツの方がリードしてたとか。
会議で新商品の名前が検討されます。
「大型機械ということを強くアピールする名前ということで、ジャンボがいいのではないでしょうか?」賛成!賛成!
「あえてドイツ風に読むのはどうでしょうか?」賛成!賛成!
みたいな感じ。
JUMBO
という綴り字、ドイツ語読みなら「ユンボ」です。

(もっとまじめに行きましょうか)

手元のフランス語の辞書(白水社『仏和大辞典』)にJUMBOは「《象の愛称から》(坑道を掘る)穿坑車」と出ています。
ん?「穿坑(せんこう)」ということば、私は初めて見ましたがあるのでしょうか?漢字の意味は「坑道を穿(うが)つ」ですよね?
そういう作業って「掘削」と言うのが、普通ではないでしょうか?
「穿孔(せんこう)」じゃないんですよね?
このことばなら私も知っています。砕石場などで、火薬類を用いて発破をする際に、岩盤に火薬類を詰める穴を掘る作業(と私は理解してる)ですね。東京石灰工業株式会社のサイトの「採掘作業 1.穿孔作業」をご覧いただくとよくわかると思いますが、残念ながらこの機械は「ユンボ」ではありません。

えっと、なんかJUMBOとユンボが離れちゃいました。

仕切り直しということで、明日は日本のメーカーのサイトの英語版を見て、油圧式ショベルの英語名称を調べてみることにします。

ユンボ1
2002/05/29

ユンボ3

日までは、まず音の面から「ユンボ=JUMBO」を見てきましたが、今日は油圧式ショベルの英語名称から始めましょう。
新キャタピラー三菱株式会社から行った英語のサイト(CMEC Co.,Ltd.)では、油圧式ショベルの名称として、Hydraulic Excavatorとありました。

えー、どうして、Shovelじゃなくて、Excavatorなのでしょう?
よくわからないまま、Hydraulic ShovelとHydraulic Excavatorを検索してみました。

そしたら、おぼろげながらわかってきたことがあります。
前(向こう)に掘るのが、Shovel。後ろ(手前)に掘るのが、Excavator。
図があって、たいへんわかりやすいサイトがありました。ユナイテッドトラクターズ
私の推測通り、Hydraulic ShovelとHydraulic Excavatorが載っています。
ただ、全部がきっちり二分されているわけではないのです。詳しく見ていくと、くやしいことに前(向こう)に掘ってるのに、Hydraulic Excavatorっていうのもあるんですよねー。ま、いいか。

けれども、ここからはJUMBOにつながりそうなものは発見できませんでした。

さて、この検索と並行して、フランスのサイトを見て回っていました。JUMBOという綴りを手がかりに、延々と探しましたが、ヒットするのは、象さんマークのおもちゃ屋さんとか、どうも関係なさそうなサイトばかり。
あ、
そう言えば、「ダンボ」のママの名前って、ジャンボでしたね。

ここで「象」の登場です。
さきにあげた『仏和大辞典』にも、「
《象の愛称から》」という記述がありました。
手元の英語の辞書(研究社『リーダーズ英和辞典』)によると、JUMBOのところには以下のように書かれています。
非常に大きなもの、巨漢、巨獣。ドリルキャリジ、ジャンボ、ユンボ。
1882年ころに米国のBarnum & Bailey Circusが購入した巨大なアフリカ象の名。
まず驚かされるのは、日本の普通の辞書(広辞苑など)では、無視されている「ユンボ」が堂々と載っていること。
更に注目されるのは、「巨大なアフリカ象の名」がそもそもの語源、という記述です。もしかして、象の鼻のようなアームを伸ばし、それを自在に動かす大きなもの、ということで、この「巨大なアフリカ象」にあやかって、JUMBOにしたとか?

ユンボと象、似てませんか?

まだ確証を得るというところには到ってはいませんが、
  → JUMBO → ユンボ
という私の仮説は、ここでひとまずおしまいに致します。ご静聴(ご静読?)ありがとうございました。
2002/05/30


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