One Day
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バ
ックナンバー--
大富豪になったら
二
日続けて仕事で4時起きをしていたら、さすがにぐったり。なんとか今日の分を終えての帰り道、彼と二人で「ね?」「ね!」のあうんの呼吸。ワインを買うことにしました。
仕事優先で禁酒をしていたので、ちょっとおいしいの飲みたいよね、となったのですが、おいしそうなのは安くありません。ここで考えてしまうのが、悲しいところ。結局かなりリーズナブルな選択をしてしまいました。
運転しながら彼が「でも、毎日3,000円クラスのワインは贅沢だよね」と言いました。そうです。わが家では、宴(=ホームパーティー)やお誕生日などの特別の日でもないと、なかなかそういうワインに手が伸びないのです。おいしければおいしいほど、もっともっと、と思いがつのるのを知っているし、欲望にはきりがないのですから(と言い聞かせて)。
そこで私が「だけど、大富豪になったら、毎日3,000円のワイン飲めるよね。いいね、大富豪」と言い出して、彼のクールな視線を浴びました。「まさかー。大富豪なら、いくら高くてもいいんだから、そんな安いの飲まなくていいんじゃない?」
「
それはそうだけど、生活はメリハリが大事だから、普段は3,000円にしておいて、ときどき、わー、おいしいねー、ってするのが良くない?」この発言は、たいへん笑われました。まじめにそんなこと言うのが、とってもおかしかったみたいです。
最近の私たちの夢は、大富豪です。サンダーバードを道楽(じゃないの?)で設立したジェフ・トレイシーみたいな、ブルース・ウェイン(=バットマン)みたいな大富豪。大富豪にとって肝心なのは、こころを正しく持つことですね。その訓練のためにも(?)、大富豪になったとしても、普段は3,000円のワインにしましょ。
2002/05/19
おしりあご
日
本人は多くの場合平面的な顔をしていると思う。子どもが彫りの深い外国人を恐い顔なんて言ったりするけど、起伏に富んだ顔は見なれないから恐いのかな?それともせり出した額と落ち窪んだ眼窩が作り出す陰影が、何となく恐いのかな?
乾正雄氏は著書『夜は暗くてはいけないか暗さの文化論』(朝日新聞社)の中で、あるイギリスの女性が一年ほど日本で過ごした後、「日本はイギリスほど夏と冬の差がないから…」と言ったという話を紹介していました。
えっ?と思いますよね。夏冬の差がないのは、英国の方なんじゃないの?
でも、これは寒暑の差ではなく、光の違いについて言っているのだそうです。つまり、冬はいつまでも暗かったり、夏の夜がとっても長かったりということがなく、日照時間にあまり変化のないのが日本である、と。
シネマクラブ
「明るさと暗さ
あるいは男の肖像」
『おれいゆ通信』vol.3 より
2000年2月15日発行
明るさを好むと言われる日本人。とりわけ戦後、谷崎が『陰翳礼讃』で嘆いたように、明るすぎるといえるほどの生活があたり前になってしまいました。これは、黒い瞳が光の刺激に強いこともありますが、一般に明るいことが豊かさの象徴であり、そこに快適さがあると信じられたためではないでしょうか。
環境が精神に作用することって、たしかにあると思う。生活空間が物理的な明るさを増し、何事によらず「明るさ」がもてはやされる時代にあっては、「暗さ」はとかく嫌われがち。でも、本当に、明るいことはいいことずくめなんでしょうか?
かつては「ほの暗い空間」と共に「落ち着いた人、思慮深い人、謙虚な人などがもっと多かったように思う」と乾氏は書いています。人間的な思考を取り戻すために、「暗さ」と「陰」の価値を再度評価すべき時なのかも知れないと思う私。
ところで、「陰」とくれば、何はさておきいい男。「陰のある」とは、まさに二枚目にこそふさわしい形容ですよね。
かっこいい男優で「暗さ」のない人なんていないんじゃないかなぁ。雰囲気ももちろんだけど、顔の凹凸による陰もまた大事。
ここで思い出すのが「おしりあご」。
これは、真ん中に縦に筋が入って、ちょうど臀裂(でんれつ=お尻の割れ目)のようになっているあごのことで、「いかした男の必須アイテム」なのでは?と常々注目している部位なのです。
いいよねっていう男優、みーんな、あるんじゃないかな?
たとえば、ケーリー・グラント。それからジャック・レモン。ジェラール・フィリップ、ジャン=ポール・ベルモンド、マルチェロ・マストロヤンニ。ねっ、みんな素敵でしょ。でも、古すぎて全然わかんないとおっしゃる方は、ジョン・トラボルタとかトルシエ監督のあご(べつに私は彼らをいいとは思ってないけど)を思い浮かべて下さいまし。まさにお尻!。
骨格が違うのか、筋肉なのか、日本人にはあまりいないように思います。残念ですね。
まばゆいばかりの光彩を放つ男たち。でもその輝きを支えているのは、実はこんな「陰」と「暗さ」だったのですね。うふふっ。
眉間にもおしり
2002/05/18
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