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夢のトイレ

る前に水分をたくさん摂ってしまった夜。もう子どもじゃないから、おねしょの心配はしなくて済みます。でも、安眠の妨げになってしまうのは、子どものころと同じかも。夜中に目が覚めたりしますよね?
夜半の尿意は半ば気のせいのようなもの、と何かで読んだことがあります。気にせず眠ってしまえばなんとかなる、と。もしかすると、そうかもしれません(「そうかもしれぬ。あるいは、そうでないかもしれぬ」と眠狂四郎のように言う方が正確なようにも思うけど)。

では、気にしないで眠ってしまうと、何がおこるか?

私は夢をみます。

入ろうとしたらトイレの扉が壊れていて、別のを探すと今度は汚れていて入る気になれない、という夢。あるいは、トイレの水が最初から流れていて止まらず、ついには溢れてしまう夢。別の日は、自分がトイレに入っているのに、どんどん別の人が入ってきてしまう夢をみたり。
ともかく「できない!」という夢です。聞いてみると、彼もそういう状況では、ほぼ同じ夢をみるとか。みなさんはいかがですか?そんな経験、ありませんか?

もし、夢の中で何の障害にも遭わず、あっさり「できて」しまうと‥‥。

もしかして、おねしょ?


夢のトイレはどこにある?
夢のトイレ≠現実の行為
2002/05/02

カニへの愛

科事典で調べものをする時、次の項目、また次の項目と、漫然と読み進んでしまうクセがあります。仕事が詰まっているときは呪わしく思えるこのクセも、種々雑多な知識が身に付くし、役に立つことがないわけではありません(と自らをなぐさめて)。

ある日、私は「饅頭(まんじゅう)」について調べていました。
人身御供のかわりに人の頭に似せて作ったことから饅頭は始まった、という饅頭誕生の伝説はご存じですか?
「蛮人の首をかたどったので<蛮頭>といい、それがなまって<饅頭>になったとされる」(平凡社『大百科事典』より)。

ひとしきり喜んで、次の項目です。次は「饅頭蟹(まんじゅうがに)」でした。
そこには「アカマンジュウガニ」やら「スベスベマンジュウガニ」やらという、嘘のような蟹が存在していることが記述されていました。
甲羅が丸く盛り上がっていることから「マンジュウガニ」という和名が付いたカニで、日本に生息しているそうです。
こうして得た知識のおかげか、蟹のお導きか。またまた調べもの中に新たな発見が!
「スベスベマンジュウガニ」の仲間の「マルミアカマンジュウガニ」と「スベスベフタバヒラベニオウギガニ」が見つかったという記事を発掘(1997年7月16日朝日新聞)。
「丸み赤饅頭蟹」と「すべすべ双葉平紅扇蟹」なんでした。

ところで、この「すべすべ」という命名に、蟹への愛を感じるのです。「つるつる」はプラスもマイナスもない言葉ですが、「すべすべ」は明らかにプラスの意味合いですよね?
すべすべしたお肌とか、すべすべのお餅とか。
さわると手にしっとりと馴染んで気持ち良い。蟹はたぶん、ただの「つるつる」だと思いますが、それを「すべすべ」としたのは、やっぱり愛でしょ。

なお、「スベスベマンジュウガニ」はフグ毒に近い物質を持っていて、食べると死ぬこともあるそうですから、見つけても食べてはなりませぬ。


Web版『おれいゆ通信』「茶饅頭」:加筆改稿。
2002/05/01


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