| 富士日記 2003/04/12 昨日も書いた武田百合子さんの著作の中で、何度も繰り返し読んでいるのが『富士日記』です。寝る前にベッドで読む本の中の“横綱”ですね(もう一人の“横綱”はやっぱり『るきさん』)。 雪が水色だということは、この日記で教えられました。雪国に暮らしているわけではないので、読んでもよくわからなかったのですが、大雪が降った年にわかりました。 除雪車によって積み上げられた雪は、透き通った水色だったのです。表面は真っ白なのに、断面は陽に照らされた川や湖のような色。 読んでいなければ、あるいは気がつかないままだったかもしれません。すぐには腑に落ちなくても、心の底に残っていたのでしょう。 文庫にもなっていて手軽に読めますので、もしまだお読みではなかったら、ぜひどうぞ。ただし、食事のことがたくさん出てきて、それがまたとてもおいしそうなので、お腹が空いているときはツライかも。日記の形になっているので、毎日少しずつ読むのも楽しいです。 |
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Everyday One Day 2003/04/11 去年の4月11日からほぼ毎日更新してきたOne Day。毎日書いてみようと思ったのは、ちょっとした気まぐれでしたが、思ったより長続きしています。 ありふれたOne Dayという名前にも、私の中では“師匠”があります。武田花さんの『One Day そして、陽は落ちる』から取りました。 |
| 花さんは私の一番好きな写真家で、彼女の写真を見ていると、これなのよー!と言いたくなります。見ているもの(もしくは、見たいもの)が非常に近い。母親の武田百合子さんに似た素直な文章も大好きです。 『嬉しい街かど』もそうですが、タイトルの付け方がとても巧い。目次を眺めているだけで楽しくなります。「遊園地に酔う。」「がに股の犬とラブホテル」etc. 読みたくなりますよね。“師匠”です。 人生はトグルスイッチ 2003/04/10 特に言うまでもないことですが、人生は公平ではありません。ヒマ、お金、才能、美貌、どれも不平等ですよね。私もたまに思います。思い立ったときに旅行ができたらとか、ちゃんとした才能があったらとか、気兼ねなく買い物が楽しめたらとか。 人生における選択肢は、たくさんあるようでいて、実はごく少ないのではないかと思います。しょせん不平等なのですから。むしろ、○か×かの二者択一の方が多いのかもしれません。 たとえば配偶者なら、美貌を謳われるかぐや姫のように、5人の貴公子が候補としてあるわけではなく、目の前の「この人」を選ぶのか、選ばないのか。トグルスイッチみたいです。 トグルスイッチがパチッと入るときの感触、お好きですか? |
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| ミツマタの花 2003/04/09 去年買ってきたミツマタに花が咲きました。写真の黒い粒はアリです。きっとたくさん蜜があるのでしょう。ほんのりと甘い香りもします。 お札の材料になると聞き、期待していましたが、一年ではあまり大きくなりませんでした。お金持ちへの道のりは、そうとう遠いようです。 |
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夜桜の準備 2003/04/08 夕方、飛行機がたくさん飛んでいました。 仙台空港か福島空港か。北から南に向う旅客機です。風はほとんどなく、ひこうき雲がレースのように広がってゆくのが、ずっと見えていました。 遠くから見ると、飛行機はゆっくりに見えます。追いかけられても、走って逃げられそうなくらい。 |
| 桜は開花宣言の基準に、まだ達していないのだそうです。でも、公園ではぼんぼりに明かりが灯りました。 肌寒いので、おでんが売れそうです。 ジオラマにいる私 2003/04/07 初めてのジオラマ体験は、小学校の遠足で行った鉄道公園でした。みんなでガラスに張り付いて、電車が走る姿に見入っていましたっけ。鉄道模型のような縮小型ジオラマも楽しいけれど、なんといっても好きなのは実物大のジオラマです。 博物館に行くとたいていありますよね。マンモスと毛皮をまとった人とか、かつての金山での過酷な労働のありさまとか、江戸時代の人々の暮らしの様子など。 笑えるような、物悲しいような。ついじーっと眺めてしまいます。なぜか誰かに似てる人形が必ずあったりして。 市内にも博物館がありますが、農作業を再現したジオラマの人形は、知りあいの方にとても良く似ています。会うといつも人形を思い出して困ります。どこかのジオラマに、自分に似ている人形がいるのでは、と考えることがあります。友だちが見て、「似てるー!」なんて言ってるかも。 Vincent DELERM 2003/04/06 なにこれ〜?が私の第一声でした。 くぐもった声でブツブツ。誰かに伝えようという意志があまり感じられない歌い方です。自己愛が強すぎるんじゃないの、このお兄さんてば。 フランスから届いたディスク『vincent delerm』は、自分の名前をタイトルにした、ヴァンサン・ドレルムのたぶんデビュー作。作詞作曲もしています。この人、ルックスは良くて、ラウル・ゴンザレス(スペインのサッカー選手)に似てますね。濃くて甘い。 選んで買ったのは夫です。ラテン的なルックスの男性が好きな私を喜ばそうと思って買ってくれたらしい。でも、私、この歌い方は‥‥。 てっきり彼も同意見だと思っていたら、何度も繰り返し聞いているのです。なんと、気に入ってるのだとか。 でも、不思議なもので、何度も聞いていると悪くないかも、と思えてくるのですね。演奏しているピアノやアレンジも良いし、確かに才能あると思います。問題は歌い方だけど、慣れると、そういえばゲーンズブールもこんな感じかもね、と思ったりして。音楽の系統も似てるかもしれません。 中に、女優のイレーヌ・ジャコブ(←ファンです)と歌ってるのがあって、嬉しいです! 開花前 2003/04/05 たくさんのご注文をいただいております。みなさま、どうもありがとうございます。 完成品の布ノートと、手製本専用布に売り切れが出ておりますが、「Custom-made お作りします」の布はまだ余裕があります。引き続き4月10日までご注文をお受けしておりますので、よろしかったらどうぞご覧くださいませ。 こちらはまだ桜が咲きません。今日も一日中冷たい雨が降っていました。でも、きっと来週には開花するでしょう。 明るい春の休日に、せっせと本とノートを作ろうと思います。 |
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| お作りします 2003/04/04 ずいぶんお待ちいただきましたが、やっと手製本と布ノートのページができました! 本は全てご注文をいただいてから作成します。ノートは完成品の他に、ゆっくりご注文いただけるように、「お作りします」のコーナーもあります。 今回のご注文受付は、4月5日〜4月10日となります。お届けまで少しお時間をいただきますが、布にも余裕があります(ただし、手製本専用の布は在庫があまりありません。ごめんなさい)。どうぞゆっくりオーダーくださいね。 |
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| 金魚袋 2003/04/03 よく縁日などで見かけるビニールの袋。ちゃんとした名前はわからないのだけど、金魚を入れてもらうあの袋です。 以前、BBSで金魚袋かわいい!と盛り上がっていたのですが、ついに私も入手。「giglet」のmichiさんにお願いして、半分コしてもらいました。100枚入りのパッケージなので、そのくらいでちょうどの感じです。 赤い紐がついていて、チープで愛らしいつくり。さて、これをどうしましょう? 実は最初に袋を見たときから、思っていたことがあります。 チビ本。小さな本をつくり、金魚袋に入れる、というプランです。 夏に出せるとすごくいいですよね。 |
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| お買い物リスト 2003/04/02 近ごろ、本やディスクが店頭からなくなるのが、早くなってきたように思います。これ!と思ったときに買っておかないとキケンです。 今、ぜひ手に入れておこうと思っているのが、下の2冊。まだ大丈夫ですが、ぼやぼやしていると、アブナイですね。 レーモン・クノーの『文体練習』(写真:左)はちょっと高いので、来月にしようかと躊躇していました。けれども、一緒に読んでみようと思っていた『ウンベルト・エーコの文体練習』(新潮文庫)がもうなくなってるではないですか!少し前に見たときには、ちゃんとあったのに。危険領域に近づいてるサインかもしれないので、早速注文しておこうと思います。同じ話を99通りに書き分けているという本です。 須賀敦子さんの『霧のむこうに住みたい』(写真:右)もなくなると悲しいから、一緒に頼むことにしましょう。 |
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| 過去のない男 2003/04/01 新刊の広告を見ていて、あれ?と思った本です。『銀の鍵』。100%ORANGEさんのイラストも目を引きます。 添えられていた紹介文に「過去のない男」という文字があったので、まじまじと眺めてしまいました。アキ・カウリスマキ? 確認してみたら、やっぱりそうです。「カウリスマキの世界にインスパイアされた」とありました(平凡社のサイトより)。 |
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この映画、評判が良いですよね。カンヌでグランプリも取っています。 既にサントラは手に入れて聞いていましたが、フランスで買ったのでジャケットが違います。「しっかりと抱きあう男女の写真」がフランス版。色調も深い赤と緑で、アムールの匂いがします。このほうがフランスでは売れるのでしょうか? このサントラ、クレイジーケンバンドの曲(「ハワイの夜」)が入っています!映画でも重要なシーンに使われているらしい。良いですね。カウリスマキにぴったり。 |
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